AIU留学体験記2014

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William & Mary の授業

さて、今回は、質の高いこの大学の授業の紹介です。主に自分が一学期目に履修した授業の内容・習得したことなどを記します。
前回も書きましたが、教授の質の良さで全米大学トップ5入りを果たした大学です。生徒のレベルも高いです。
なが~くなりますが、この大学を考えている人にとってもそうでない人にも、興味深い内容かと思いますので、是非追記をクリックして続きを読んでください!


まずは、超便利なCourse Descriptionのページです(大学が提供している全ての授業とその概要説明のページです。特定の学期に実際に開講されるかどうかはまた別の問題なのでご注意を!)。この大学を考えている人は是非見てみてください!

この大学の看板学部は、BusinessとGovernmentです。
自分が一学期目に取ったのは、Strategic Cost Management, Principles of Marketing, Intro to American Politics, Intro to Psychology as a Social Science の4つ。最初の二つは、ビジネスの授業です(自分は今やグローバススタディーズ専攻ですが、ついこの間までビジネス専攻だったのです!)。この大学では、ビジネスの授業は「ビジネススクール」という若干独立した感じになっていて、ほかの学部からも少し浮いた存在です。この大学は全米第2位の歴史を誇り、” the oldest college building in the United States” をも保有(普通にここでも授業が行われるようです)しているのですが、ビジネススクールの建物は超新しくて綺麗で、教室も圧巻的(小さいコロシアムのよう)、設備も最高です。
classroom.png
business building


以下は、今学期取った授業の詳細です。

・ Strategic Cost Management (戦略的コスト管理) [ビジネススクール・300番台]
概要をよく知らず、名前だけ読んで面白そうと思ってとった授業でしたが、大変でした。というのも、この授業はAccounting の知識を活かし、発展させて、企業の活動で発生するありとあらゆるコストをどう管理するか、どのようなコスト管理の方法をどのように運用すれば、従業員の働くインセンティブや仕事の効率を高められるか、企業内の組織で生まれがちな対立をコスト管理という武器でどう解決するか、ということを考えていく授業です。Accountingというと、ああ、計算ね、と片付けてしまいがちですが、この授業はAccounting、様々なコスト管理の方法・手段によって組織をいかに上手く運用していくか、という内容ですので、かなり深く興味深い授業でした。ビジネスの授業ではありますが、ここで習ったコンセプトというのは、国際関係といった全然違う分野にも十分応用が利くものと思います。技術として習ったコスト管理の方法、というか決まりごと、ですかね、は、”資本予算”, “変動予算”, “予算編成”, “標準原価”, “振分価格操作”, “原価配分”, “活動基準原価計算” などなど。直面した問題・シチュエーションに応じて、これらの習った武器を使う、という感じです。どうやら、日本でいう商業簿記2級(うろ覚えですが)的な内容も含まれていたようです。想像できるかと思いますが、日本語で習っても大変なものだと思いますので、泣きながら勉強した時もありました(笑)今だから笑えます(笑)中間テストは3時間越え(授業中にはできないので、授業時間外の夕方集合で夜までやる、という感じでした)で、正規生ですらこれは鬼畜、という意見が多かったみたいです。今思えば、大変ためになる授業でした。

・ Principles of Marketing (マーケティング概論) [ビジネススクール・300番台]
こちらは文字通り、”マーケティング”です。普段は普通の授業です。この授業のメインイベントは二つ、ケーススタディ(2人ペアでの宿題としてたまに出る)と、グループプロジェクトです。まず、ケーススタディは、ハーバード大学のビジネススクールのHPからダウンロードしたケースを使います(そういえば、先ほどのコストマネジメントの授業でもハーバードが出しているケーススタディを行いました)。ある会社の置かれている状況・競合の様子・消費者のデータなどが長々と述べられており、さて、ではこの会社は後々成功するためにどんなアクションを起こせばよいでしょう、という感じです。売り上げ向上だけが全てではなく、例えばブランド力を確立する・ロイヤルな客を確保する・競合の追随を許さぬプラン、などなど、掲げる目標はたんまり。それを達成するために考慮に入れなければならない要素は死ぬほどあります。次に、グループプロジェクトです。5人前後のグループに分けられ、実在の企業をひとつ割り振られます。自分はKellogg’s という日本でもおなじみのシリアルの企業でした。なにをするかというと、その企業のマーケティングチームになったつもりで、何かプランと立てろ、というものです。私たちは、グルテンフリーのシリアルを製造して新たな顧客層を確立しよう、という戦略を立てました。最後にプレゼンがあるのですが、ただの”プレゼンター-オーディエンス”ではなく、実際の企業の会議、という形で”マーケティングチーム-取締役会”(取締役会の係りの生徒がプレゼンされたプランについてバンバン突っ込みを入れる)というかなり緊迫したプレゼンです。スクリプトはおろか、カードも何も見られません。これは大きな試練でした(笑)

・ Intro to American Politics [Government・200番台]
これも読んで字の如しです。色々な詳細をすっ飛ばして(笑)、この授業で得た究極のコンセプトは(これは習ったことを吸収消化して自分で捻出したものですが)、要は政治もコストマネジメントと同じ(②授業の1つめの項目参照)で、様々な手段を用いて組織を上手く運用して行こう、という考えに徹している、ということです。政治の場合、その手段はざっくり言えば法案制定、組織とは全ての国民で構成される国家、上手く運用する、とは、国民のもつ様々な利害関係を調停(=Free Rider Problem, Collective Action Problem, Prisoner’s Dilemma など、集団行動・組織においては、個人の利害が複雑に絡み合うさまざまな問題が発生します)して国家全体として一番有益な状態へ持っていこう、ということです。言葉では上手く伝わりませんね(笑)アメリカの基本的な政治システムは知っている前提で進みます(生徒はほとんどアメリカ人)ので、大変でしたが、基礎がカバーされている教科書を別途読んだり、自分で少し調べてみたりしてなんとかやっていました。

・ Intro to Psychology as a Social Science [Psychology・200番台]
心理学です。留学先の大学で取る人が多いみたいですね。私もそのうちの1人です。人の心を読み解く、過去の学者(フロイトなど)が提唱した枠組みを習ったり、日本語でも聞いたことの無い精神疾患について詳しくやったりしました。心理学は面白いですよ!
授業で軽く触れた用語で気になったものは日本語に変換してから詳~しく調べるようにしていました。今回はそのうち2つ、大変面白い、学生生活に役立つであろう話を記します。

[生理的覚醒による優勢反応の強化] この現象は、簡単に説明すると、気合を入れれば入れるほど(気合の入った状態では)、自分の中の本音・本当の気持ちがさらに強まる、ということです。みなさん、ぶっちゃけ、気が向かないけどやらなきゃいけないことってありますよね。興味のない分野の勉強など。この現象を応用すると、「あ~勉強したくねぇ。でも本当にそろそろやんないとヤバイから、よっしゃ気合入れて頑張るぞ!」と気合を入れると、勉強がますます面倒に、億劫になるのです(笑) (逆に、本当に勉強したい!と思っているときは気合を入れればますます勉強したくなります!)めんどくさいことをするときは、気合を入れすぎず、適当な心持でやりましょう(笑)

[Rational-Emotive Therapy・論理情動療法] これは、Ellisというアメリカの心理学者が、精神疾患をCognitiveな側面から(人が物事を認知するその過程を見直そう)治療しようと打ち立てた方法です。簡単に言うと、人が物事を捉える時、出来事があって結果があるのではなく、その間に、その人の固定観念による解釈が入ってしまう。ネガティブに物事を捉えてしまうのは、出来事自体に起因するのではなく、その人の固定観念に原因がある。じゃあその人の考え方を変えることで、ネガティブシンキングを改めさせよう、ということです。要は「ものは考えよう」の集大成ですね(笑)こんな簡単なことが、大真面目に研究されて精神疾患の治療法として存在するのです。今、辛いな、と思っていること、それは出来事それ自体として辛いのではなく、あなたが勝手にそう捉えているだけだ、ということなんですね!
実は自分、留学一学期目に、なぜか般若心経を覚え、毎日歩きながら唱えていました。お葬式のときにお坊さんが唱えるやつです。みなさんも是非、意味だけでも調べてみるといいと思います。これも要は「ものは考えよう」ということを言っています。要約:「今見ているもの・聞こえるもの・感じていること・存在しているものなんてぜーんぶ確かじゃない、「絶対こう!」っていう基準もない、つまり、考え方を変えれば全然違う世界が開ける、このように説く般若心経を悟っている人たちは(実は「悟っている・悟ってない」、という概念も存在しない)しがらみから解き放たれて心が自由だ、さああなた(シャーリプトラという人に語りかけている形式でこのお経が書かれているので。)もこれを覚えておきましょう。」無常観が貫いていて、美しいですね。参考文献はこのページです。

大きく話が反れました(笑)
私が一学期目に履修した授業は以上です。
100番台は、多くの学部で、一年生しか履修できないことになっているので、取るとしたら基本200以上です。さらに、ビジネススクールは、200番台というと、AccountingやStatisticsといった、ビジネス専攻の人なら留学前にAIUで取るであろう科目ばかりなので、自動的に300以上しか選択肢が残されていないなあ、という印象です。そしてもちろん300番台以上となるとレベルも上がるので・・・ビジネス専攻でこの大学来る人は、ある程度覚悟が必要かなと思います!笑
以下は、友だちから聞いたほかの授業の話です。

・ 解剖学
生々しい話ですので、そういうのNGな人はこの段落は飛ばしてください。
実物の人体の一部を目の前に講義(ラボ)を行うようです。一番仲の良い友だちが履修していたのですが、「今日はね、太ももの筋肉をやったよ!」「皮膚を層ごとにめくっていってね、・・・」「今日は心臓を観察した!」「(食事中に突然)脳をね、縦に半分に切るでしょ?そしたら真ん中らへんに小さな輪っかがあってね、・・・」とよく活き活きとお話をしてくれました(笑)それにしても、本物の人体を見られる機会なんて、めったにないですよね。

・ 国際関係学
これは次の学期に履修しようと思っている科目です。友だちが履修していました。何でも、さまざまな資料を読んで分析していくのだそう。この学部は300番台~しかありませんが、私が次学期に履修するときの担当は日本人の先生なので、ほかの科目よりも得られるものが多いんじゃないか、と楽しみにしています。

ほかにも音楽・体育などもあります。勉強がきついこの大学でも、これらは比較的簡単に単位が取れるのではないでしょうか。
(※勉強がきつい、というのは、私の固定観念がそう解釈しているだけなので、私の言うことが正しいわけではありません!しかし他大学よりもレベルが高いのは事実です!)
こんなもんでしょうか。繰り返しになりますが、何か他に知りたいことがありましたらコメントしてくださいね。
今回も読んでいただき、ありがとうございました~
次回は、夏休みの活動についてです。では!
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| こずえ@ヴァージニア | 13:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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